藤井風がサイババをステルス布教だなんてバカげた話

藤井風さんの一部のファンが、『藤井風さんはコンサートを通じてとある宗教を布教しているんじゃないか』という疑問を持っているようです。

これ、丁寧に調べていくと本当に馬鹿げた話なんですよね。

日本国内では、サイババの真の姿についての情報はほとんどなく、一部メディアが面白可笑しく書き立てたものを、信じるしかない状況が生まれています。

インド国や国際機関である国連/ユニセフ/ユネスコでは、サイババの活動、教育、奉仕活動は賞賛され手本とされています。

世界平和につながる学びの機会を、心もとない批判にさらされ失うのは残念でなりません。

サイババの事を学びたい人々によって運営されているサイ オーガニゼーションは、会費の徴収や会員の募集が禁止されている奉仕団体です。「LOVE ALL SERVE ALL」「HELP EVER HURT NEVER」を当然のように実践できるよう、努力をしています。

サティヤサイ・オーガニゼーション・ジャパン

当ブログでも何度も周知しているように、サティヤサイは健全な奉仕団体です。

根拠のない誹謗中傷や批判、誤った情報の流布はやめましょう。

またそういった活動に同調することのないように、正しい情報を知りましょう。

藤井風さんがサイババをステルス布教なんてバカげた話です

私は藤井風さんのコンサートにも実際に行きました。

確かに藤井風さんの曲は死生観を歌っていたり、風さん自身が解説するYouTube動画に『ハイヤーセルフ』というスピリチュアル用語が登場します。

“まつり”のMV制作秘話で藤井風さんはこんなことを語っています。

“まつり” Behind The Scenes より画像引用

もっと儀式的 宗教的な感情をこのビデオに、と

藤井 風 – “まつり” Behind The Scenes

“まつり”では日本の宗教観を表してていると思います。

藤井風さんはデビュー当時から何らかの宗教観を持っていることは解説してきています。

  • 何なんw ゴスペルのような曲、ハイヤーセルフ(参考動画
  • まつり 「宗教的な感情をこのビデオに」日本の宗教色を前面に(参考動画
  • grace インドロケ、ヒンドゥーの神・シヴァ神が登場する(参考動画

他宗教を気にする人は、避ける機会はこれまでもいくつかあったはずです。

常にさまざまな宗教感を持ったスピリチュアルを歌ってきた藤井風さんが、何か特定の宗教を音楽を通じて布教するなんてことはあり得ない話です。

人気が出てくると週刊誌などがあり得ない話をでっち上げたりしますが、本当に不愉快ですね。

ヤフコメ欄には冷静な意見が多い。

この記事、誤情報が多いんですよね。

例えばこちら。

のちに「エホバの証人」の信者となったプリンスも、その教えのおかげで性的描写に頼らずに曲を作るようになったと公言しています。

プリンスの話が出てきますが、プリンスは『エホバの証人』に改宗したことはすぐには明かしていません。

コンサートでは説法的なMCを突然始めたり、既存曲の言葉を『クライスト』に変えて(というか元の言葉に戻して)歌ったりしていました。

プリンスの変貌ぶりにファンがすぐに気がつき、ラリー・グラハム(ベーシストでスライ&ファミリーストーンのメンバー)の影響でエホバの証人に改宗したんだろうとファンが気がつきました。

プリンスも特に隠している様子はなく、次第にこのことは公になりましたが。

プリンスの曲や歌詞には元々宗教的な言葉も多いですが、ファンが問題視するなんてことは基本的にありません。

そもそもR&BやSoul Musicのルーツはゴスペルなので、そもそも宗教色が強いものです。

エホバの証人の影響が強いとファンの間では話題になったプリンスのアルバム『レインボーチルドレン』には宗教的メッセージが散りばめられています。

音楽的には大絶賛な評価が多かったですが、宗教色の強さに抵抗を感じる人もいないわけではなかった。

しかし、そのことが大問題になるということもなかった。

アーティスト:プリンス
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話を藤井風氏に戻すけど、藤井風氏が宗教的なメッセージを作品に込めていたからと言って、それは表現の自由であり、作品として問題がないのです。

でも実際に宗教勧誘などの行為があれば話は別です。

藤井風氏が信仰していると言われているサイババ団体の日本の活動がどのようなものであるか調べてみました。

日本でのサイババ団体の活動の現状は?

日本でのサイババ団体『サティヤサイ』の活動について調べてみました。

  • 日本では宗教団体ではなく奉仕団体として活動(参照
  • 会費の徴収禁止
  • 会員の募集禁止
  • 日本全国に26箇所のサティヤサイセンターがある
  • 現在はコロナ禍の影響もあり、積極的な活動は行われていない
  • グッズや書籍などの通販活動

このようなルールや活動状況があります。

サイババの功績と闇 疑惑の数々の真相は?

そもそも『サティヤサイ』は会費の徴収禁止、会員の募集が禁止とされていますので、藤井風さんが音楽活動を通じて布教を行うなど考えることもできません。

何か布教に抵触する具体的な行動や事実があれば話は別ですが、そう言った事実はありません。

本当に馬鹿げた話ですね。

そもそも藤井風さんはミュージシャンです。

彼の表現が宗教色が強いと感じれば離れればいいだけの話だと思います。

LOVE ALL SERVE ALL“,”HELP EVER HEPL NEVER“(作者不明のインドの格言的言葉)の元々の由来や権利関係も検証してレポートしました。

藤井風がツイッター投稿を消した理由はサイババ?リスナーが知るべきこと

事実を一つ一つ確認していくと、本当にお門違いもいいところなんですよ。

浮かび上がってくる”宗教二世問題”

藤井風さんはインドで祝福を受けていることからヒンドゥー教なのでは?と思っています。

そうなると、ヒンドゥーの二世だとしてもインドではスタンダードな宗派(日本ではめずらしいですが)なので新興宗教とは全く意味が違ってきます。

インドでは(日本の仏教や神道のように)当たり前ということです。

ところが昨今問題になっている日本の新興宗教は家庭崩壊や過剰な献金が問題になっています。

問題提起をしているメンバーが宗教二世や四世だと明かしています。

宗教に二世として生まれたことは気の毒には思いますが、問題の矛先が違うように思います。

また、IIYY Projectの活動方法には問題点があります。

IIYY Projectの問題提起方法や情報共有に客観性がないのです。

彼らの主張はこうでした。

私たちが今回抗議しているのは、
藤井風さんのサティヤ・サイ・ババの思想を絡めた音楽活動が、それが「サイババ思想の入り口」だと全く周知されてこなかったために、
リスナーが風さんの音楽の入り口に立った時に、充分な情報を基に自分の意思に即した判断をすることが非常に困難になっていた点
についてです。

もっともらしいことを書いていますが、どうでしょうか?

問題点1 偏った意見のメッセージの募集方法

 募集するメッセージの内容 (2022/12/30追記)

【受け付けないもの】
・個人の誹謗中傷となる内容
・個人の人権侵害となる内容
・信仰そのものに対する非難、脅迫など攻撃的な内容
・藤井風さんの運営に対し、サイババ思想伝道におけるスタンスにおいて現状維持を強く求めるもの
・藤井風さん運営宛と見なせないメッセージ

【受け付ける内容の具体例】
・藤井風さん運営の、サイババ思想伝道における問題に関して思ったこと
・上記問題に関して運営に改善してほしいところ
・藤井風さんへの応援の言葉
・自分の風さんファンとしての背景
など
どれかひとつでもOKです。例えば、応援メッセージだけでもOKです。

メッセージの募集要項を確認すると、自分たちの意見に同意するものしか集めない仕組みになっています。

藤井風さんの運営に対し、サイババ思想伝道におけるスタンスにおいて現状維持を強く求めるもの』これを受け付けないとしているのです。

現状維持で問題点だけ対応して欲しいファンの声もあるだろうに、偏った意見ばかり募る構造になっています。

またnoteのコメント欄での意見は削除対応しているようです。

これでは客観的な意見が集まりません。

問題点2 誤った情報の流布

そのほかにも、サイババ周辺で起きた問題に関してゴシップ番組をソースとしており、その後、正式に無実が証明されている情報は共有していません。

IIYY Projectは国際的にも無実が証明されている情報ページに記載せず隠しているのです。

IIYY Projectはサイババの疑惑を事実と思い込んで誤った情報の流布をしている。

これはこのプロジェクトの大きな問題ですね。

2004年2月5日、ユネスコはインド政府ユネスコ常任代表に2000年の教育会議の一件に関する謝罪文を提出した原文・訳文参照

サティヤサイが健全な団体であることは、現在の情報を調べればわかります。

結局は『藤井風さんの信仰は否定しない』と表明しながらも、終始サイババの真偽を話題にしており実際には否定していることになります。

これでは問題提起の健全性が失われています。

彼らが用意したQ&Aも読みましたが、もっともらしいことを言っているようで、事実と違ったり実は辻褄が合わないことが多いです。

例えば『藤井風さんは信仰を強要していない』という問いに対して『難しいラインです。』と回答しています。

思い込みや自分勝手な解釈が多いです。

問題点3 自分の信仰は尊重して欲しいが他人の信仰は否定する行為

この運営方法は、あらゆる面で危険を伴うものです。
私たちは、藤井風さん自身の信仰について、否定はしません。
また、サイババを信仰する人たちについても、否定はしません。
全ての人に、信教の自由の権利があるべきだと思うからです。
だからこそ、一人一人が公正な状況下で冷静な判断ができるように、問題点について指摘し、信頼性のある資料を提示し、時には批判します。
信仰がある人も、ない人も、平等に自己決定を行うことのできる環境が作られることを願っています。

IIYY Projectは藤井風さんの信仰やサイババ信仰の人も否定しないと主張していますが、サイババに関するゴシップ番組をソースとした資料を彼らは提示しており、情報操作のようなものをしています。

サイババのゴシップ情報だけを見せれば、はじめてこの情報を知った人は、サイババに対していい印象は抱かないでしょう。

これは公平性がなく否定的です。

これは公に活動が認められているサティヤサイへの名誉毀損に抵触する可能性があります。

彼らの主張が理解できないわけではないですが、偏った情報であったり偏向的な意見の募集の仕方は非常に不誠実です。

週刊文春(1月19日号)でもIIYY Projectのメンバーのコメントが掲載されています。

記事全体的には藤井風側をフォローする内容になっていると思われます。

(Kindleですぐに読むことができます)

編集:週刊文春編集部
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まとめ

音楽に宗教的思想が入っていたとしても音楽は音楽です。

宗教二世の問題は深刻ではありますが、有名なアーティストに関連づけてアーティストを問題視するなんて矛先が違いますね。

音楽を聴くか聴かないかはリスナーの自由ですし、アーティスト側が何か縛るということもありませんし、藤井風さんはファンクラブなども作らず、ファンを囲うような活動はしていません。

嫌だなと思えば聴かない選択もあります。

自由は与えられているはずです。

買ってしまったCDやグッズは、ネットで簡単に損せず手放すこともできます。

好きだったアーティストに依存しすぎたり、執着しすぎるのも問題がありますね。

ですが、カリスマ性があるアーティストに対して教祖的な雰囲気を感じてフラッシュバックを起こし、恐怖を感じる人がいることはゼロではないようです。

新興宗教が影響力を持ち始めている複雑な現代社会では、コンサートの演出方法を考慮する必要はあるかも知れません。

表現の自由とのバランスが難しいですが、今後の課題ですね。

皆さんはどうお考えでしょうか?