藤井風がサイババをステルス布教なんてバカげた話だ

【はじめに

私が調べたことで、誰かを批判したりすることはやめてほしい。

私が調べたことや考察はあなたの武器ではありません。
迷いがあるなら、あなたがどう向き合うべきかを考えてほしいのです。

藤井風さんの一部のファンが、『藤井風さんはコンサートを通じてとある宗教を布教しているんじゃないか』という疑問を持っているようです。

これ、丁寧に調べていくと本当に馬鹿げた話なんですよね。

誤解されてしまった藤井風さんは、本当に可哀想だと思います。

日本の凡ゆる宗教観ではなく自分で信仰を選んでいるなら、もっと他人の宗教観に対して尊重すべきだし、『その人の宗教や信仰は何なのか?』と普段から意識高めにしておく必要があるよね。

「説明ないから気が付かなかった」ってのは同じ『凡ゆる』なのよ。

で、伝統宗教を受け入れられない宗教の方が危なくねぇか???というお話。

インドの宗教観は日本人にはあまり理解されていないようなので、誤解してしまうのは仕方のないことです。

ですが、知識不足のために他国の宗教文化を批判するにあたる行為にこそ、問題があるような気がしますが、どうでしょうか?

ビートルズとインドと藤井風と父親

筆者自身、藤井風さんのルーツのよくわからない宗教観に困惑していたので、アルバムなども手放しており、曲を聴くのもすっかり離れていました。

筆者自身、風さんは怪しい宗教にハマっているのかなと疑っていた時期がありますので、このような声が起きるのも無理はないなと思うところはあります。

詳しく調べていくと、ルーツがはっきりわかってきます。

藤井風さんがサイババをステルス布教して宗教活動をしているなんてバカげた話です

私は藤井風さんのコンサートにも実際に行きました。

確かに藤井風さんの曲は死生観を歌っていたり、風さん自身が解説するYouTube動画に『ハイヤーセルフ』というスピリチュアル用語が登場します。

“まつり”のMV制作秘話で藤井風さんはこんなことを語っています。

“まつり” Behind The Scenes より画像引用

もっと儀式的 宗教的な感情をこのビデオに、と

藤井 風 – “まつり” Behind The Scenes

“まつり”では日本の宗教観を表していると思います。

藤井風さんはデビュー当時から何らかの宗教観を持っていることは解説してきています。

  • 何なんw ゴスペルのような曲、ハイヤーセルフ(参考動画
  • GQの公式TikTokでマントラを歌う(参考動画解説記事
  • まつり 「宗教的な感情をこのビデオに」日本の宗教色を全面に(参考動画
  • grace インドロケ、ヒンドゥーの神・シヴァ神が登場する(参考動画

他宗教を気にする人は、避ける機会はこれまでもいくつかあったはずです。

常にさまざまな宗教感を持ったスピリチュアルを歌ってきた藤井風さんが、何か特定の宗教を音楽を通じて布教するなんてことはあり得ない話です。

人気が出てくると週刊誌などがあり得ないゴシップをでっち上げたりしますが、本当に不愉快ですね。

ヤフコメ欄には冷静な意見が多い。

この記事、誤情報が多いんですよね。

例えばこちら。

のちに「エホバの証人」の信者となったプリンスも、その教えのおかげで性的描写に頼らずに曲を作るようになったと公言しています。

プリンスの話が出てきますが、プリンスは『エホバの証人』に改宗したことはすぐには明かしていません。

コンサートでは説法的なMCを突然始めたり、既存曲の言葉『The Cross』を『クライスト』に変えて(というか元の言葉に戻して)歌ったりしていました。

プリンスの変貌ぶりにファンがすぐに気がつき、ラリー・グラハム(ベーシストでスライ&ファミリーストーンのメンバー)の影響でエホバの証人に改宗したんだろうとファンが気がつきました。

(プリンスと一緒に出演しているテレビ番組でラリーが急にエホバの話を始めることもあった)

プリンスも特に隠している様子はなく、次第にこのことは公になりましたが。

プリンスの曲や歌詞には元々宗教的な言葉も多いですが、ファンが問題視するなんてことは基本的にありません。

そもそもR&BやSoul Musicのルーツはゴスペルなので、そもそも宗教色が強いものです。

エホバの証人の影響が強いとファンの間では話題になったプリンスのアルバム『レインボーチルドレン』には宗教的メッセージが散りばめられています。

「このアルバムにはエホバの証人の教えが含まれていますよ」なんてことはプリンスは公言していませんし、アルバムにもどこにもクレジットされていません。

プリンスは実際にエホバの布教活動をしていたことがわかり、プリンスはエホバの証人に改宗したことが明るみになります。

ですが、アルバムに宗教的エクスキューズなどの文言を記載したことはなかったのです。

レインボーチルドレン』音楽的には大絶賛な評価が多かったですが、宗教色の強さに抵抗を感じる人もいないわけではなかった。

しかし、そのことが大問題になるということもなかった。

アーティスト:プリンス
¥2,230(2023/01/18 14:37時点 | Amazon調べ)
\楽天ポイント5倍セール!/
楽天市場

話を戻しますが、藤井風氏が宗教的なメッセージを作品に込めていたからと言って、それは表現の自由であり、作品として問題がないのです。

でも実際に宗教勧誘などの行為があれば話は別です。

藤井風氏が信仰していると言われているサイババ団体の日本の活動がどのようなものであるか調べてみました。

日本でのサイババ団体の活動の現状は?

日本でのサイババ団体『サティヤサイ』の活動について調べてみました。

  • 日本では宗教団体ではなく奉仕団体として活動(参照
  • 会費の徴収禁止
  • 会員の募集禁止
  • 日本全国に26箇所のサティヤサイセンターがある
  • 現在はコロナ禍の影響もあり、積極的な活動は行われていない
  • グッズや書籍などの通販活動

このようなルールや活動状況があります。

そもそも『サティヤサイ』は会費の徴収禁止、会員の募集が禁止とされていますので、藤井風さんが音楽活動を通じて布教を行うなど考えることもできません。

藤井風さんがサティヤサイの会員であるかどうかも不明です。

何か布教に抵触する具体的な行動や事実があれば話は別ですが、そういった事実はありません。

本当に馬鹿げた話ですね。

そもそも藤井風さんはミュージシャンです。

彼の表現が宗教色が強いと感じれば離れればいいだけの話だと思います。

サイババの功績と疑惑の数々の真相は?

LOVE ALL SERVE ALLの由来は?

LOVE ALL SERVE ALL“はインド人なら多くの人が知っている格言のようです。

サイババは”LOVE ALL SERVE ALL“,”HELP EVER HEPL NEVER“を提唱していましたが、サイババオリジナルの言葉というわけではないようです。

マハトマ・ガンジーの名言に「最高の道徳とは、常日頃他人のために奉仕し、人類の愛のために働くことである。」という言葉があります。

まさに”LOVE ALL SERVE ALL“の精神ですね。

最高の道徳とは、常日頃他人のために奉仕し、人類の愛のために働くことである。

マハトマ・ガンジー

HELP EVER HEPL NEVERの由来は?

HELP EVER HEPL NEVER“という言葉の解説でサイババはバーガヴァタム(インドの神話)に書かれている言葉だとして解説しています。

これもサイババが提唱していた言葉ではありますが、サイババのオリジナルの言葉ではないようです。

サイババ自身、インド独立の父と言われるガンジーの強い影響を受けています。

サイババはインド思想を自身の信奉者に教えていたようです。

LOVE ALL SERVE ALL“,”HELP EVER HEPL NEVER“(作者不明のインドの格言的言葉)の元々の由来や権利関係も検証してレポートしました。

藤井風 アルバムタイトルの由来を突き止めた結果が?!

事実を一つ一つ確認していくと、本当にお門違いもいいところなんですよ。

浮かび上がってくる”宗教二世問題”

藤井風さんはインドで祝福を受けていることからヒンドゥー教なのでは?と思っています。

そうなると、ヒンドゥーの二世だとしてもインドではスタンダードな宗派(日本ではめずらしいですが)なので新興宗教とは全く意味が違ってきます。

インドでは(日本の仏教や神道のように)当たり前ということです。

仏教はインド思想の影響をもろに受けている宗教なのでヒンドゥ教には解脱や輪廻転生や、インドの神が仏さんに変わっただけのものなどたくさんの共通点があります。

タイの仏教はインドで広がった仏教の形跡を受け継いでいる仏教で、寺院にはヒンドゥの神々がそのままの名前で祀られていたりします。

ワット・プラケオと王宮の見どころが多すぎてブログじゃ紹介しきれない(笑) タイ・バンコク旅行

ところが昨今問題になっている日本の新興宗教は家庭崩壊や過剰な献金が問題になっています。

問題提起をしているメンバーが宗教二世や四世だと明かしています。

宗教に二世として生まれたことは気の毒には思いますが、問題の矛先が違うように思います。

藤井風がツイッター投稿を消した理由とは?リスナーが知るべきこと

IIYY Projectの主張とは?

プロジェクトの一人であるよんせい氏は「ステルス布教」という言葉を使って問題点を指摘しています。

  • 藤井風のアルバムタイトルやグッズとサイババの団体が使っている文言、グッズが全く同じ
  • サイババには疑惑が数々あるからサイババの教えを広めることは問題がある
  • 藤井風はメッセージがサイババの言葉だと明かさずに使用している
  • 言葉の由来がどうであれ、サイババが使っていた言葉だから引用を示す必要がある

このような主張をしています。

確かに一理あるなと思わせるところです。

ではサイババの教えは悪いものなのか?

由来や起源を調べたところ、全く同じ文言はないものの、紀元前1500年ごろからアーリア人が語り継いだ神話に起源がある言葉だとわかります。

インド聖典、ヴェーダと言われる文献は、インド周辺では教科書以上の存在で、だれもが親や学校などで知らず知らずに教えられている内容だそうです。

日本で言えば仏教の教えや神道の行事が学校に取り入れられていのと同じような感覚なんですね。

LOVE ALL SERVE ALL“,”HELP EVER HEPL NEVER“の引用を示せといわれても、それが単純ではないことが知れば知るほどわかります。

説明したところで簡単には理解してもらえなさそうな内容だなと思いました。

だから誤解が生じているわけですね。

藤井風 アルバムタイトルの由来を突き止めた結果が?!

IIYY Projectの問題点

IIYY Projectの活動方法には問題点も多いのです。

IIYY Projectの問題提起方法や情報共有に客観性がないのです。

彼らの主張はこうでした。

私たちが今回抗議しているのは、
藤井風さんのサティヤ・サイ・ババの思想を絡めた音楽活動が、それが「サイババ思想の入り口」だと全く周知されてこなかったために、
リスナーが風さんの音楽の入り口に立った時に、充分な情報を基に自分の意思に即した判断をすることが非常に困難になっていた点
についてです。

もっともらしいことを書いていますが、どうでしょうか?

問題点1 偏った意見のメッセージの募集方法

 募集するメッセージの内容 (2022/12/30追記)

【受け付けないもの】
・個人の誹謗中傷となる内容
・個人の人権侵害となる内容
・信仰そのものに対する非難、脅迫など攻撃的な内容
・藤井風さんの運営に対し、サイババ思想伝道におけるスタンスにおいて現状維持を強く求めるもの
・藤井風さん運営宛と見なせないメッセージ

【受け付ける内容の具体例】
・藤井風さん運営の、サイババ思想伝道における問題に関して思ったこと
・上記問題に関して運営に改善してほしいところ
・藤井風さんへの応援の言葉
・自分の風さんファンとしての背景
など
どれかひとつでもOKです。例えば、応援メッセージだけでもOKです。

メッセージの募集要項を確認すると、自分たちの意見に同意するものしか集めない仕組みになっています。

藤井風さんの運営に対し、サイババ思想伝道におけるスタンスにおいて現状維持を強く求めるもの』これを受け付けないとしているのです。

現状維持で問題点だけ対応して欲しいファンの声もあるだろうに、偏った意見ばかり募る構造になっています。

またnoteのコメント欄での意見は削除対応しているようです。

これでは客観的な意見が集まりません。

問題点2 誤った情報の流布

そのほかにも、サイババ周辺で起きた問題に関してゴシップ番組をソースとしており、その後、正式に無実が証明されている情報は共有していません。

IIYY Projectは国際的にも無実が証明されている事実をIIYYの情報ページに記載せず隠しているのです。

IIYY Projectはサイババの疑惑を事実と思い込んで誤った情報の流布をしている。

IIYY Projectのメンバーのひとりであるanklさんは、サイババについてあきらかに間違った認識をしていることがわかります。

これはこのプロジェクトの大きな問題ですね。

2004年2月5日、ユネスコはインド政府ユネスコ常任代表に2000年の教育会議の一件に関する謝罪文を提出した原文・訳文参照

サティヤサイが健全な団体であることは、現在の情報を調べればわかります。

結局は『藤井風さんの信仰は否定しない』と表明しながらも、終始サイババの真偽を話題にしており実際には否定していることになります。

これでは問題提起の健全性が失われています。

彼らが用意したQ&Aも読みましたが、もっともらしいことを言っているようで、事実と違ったり実は辻褄が合わないことが多いです。

例えば『藤井風さんは信仰を強要していない』という問いに対して『難しいラインです。』と回答しています。

思い込みや自分勝手な解釈が多いです。

問題点3 自分の信仰は尊重して欲しいが他人の信仰は否定する行為

この運営方法は、あらゆる面で危険を伴うものです。
私たちは、藤井風さん自身の信仰について、否定はしません。
また、サイババを信仰する人たちについても、否定はしません。
全ての人に、信教の自由の権利があるべきだと思うからです。
だからこそ、一人一人が公正な状況下で冷静な判断ができるように、問題点について指摘し、信頼性のある資料を提示し、時には批判します。
信仰がある人も、ない人も、平等に自己決定を行うことのできる環境が作られることを願っています。

IIYY Projectは藤井風さんの信仰やサイババ信仰の人も否定しないと主張していますが、サイババに関するゴシップ番組をソースとした資料を彼らは提示しており、情報操作のようなものをしています。

彼らの主張が首尾一貫、誠実で事実に基づくものなら、もっと賛同する人がいたのではなでしょうか?

彼らの主張が理解できないわけではないですが、彼らが集めた情報が偏っていたり、偏向的で制限のある意見の募集の仕方は非常に不誠実です。

実際にはプロジェクトの趣旨に反するメッセージは、削除されたり非公開となったままのようです。

客観性を失っているプロジェクトに賛同する人が増えるでしょうか?

IIYYのメンバーの1人は、はじめから何らかの宗教観を感じ取っていた、またそのことを好意的に捉えていたようですが、アルバムタイトルがサイババのメッセージと一緒だということにがついて問題視した、ということらしいです。

マトリックスがヒンドゥイズムをコンセプトに作られていたことは3作目が公開されるまで明らかにされていなかった。

またそのこともサイレントメッセージとして含ませているだけだった。

藤井風 アルバムタイトルの由来を突き止めた結果が?!

という世界的な前例を考えても、文言がサイババと同じだったというだけで藤井風の音楽活動を否定することはできないのではないか?

何らかの宗教観を感じていたのなら『ステルス布教だ』というのは難しい気もしますが、この記事をお読みの皆さんはどうで考えるしょうか?

藤井風さんは、自分の信仰を明らかにしていなかったものの、何かしらを強く信仰していることは、度々明かしてきていました。
歌詞世界の解説ではあるけど、信仰に対するエクスキューズと考えることもできます。
信仰の自由を侵害している』とは言い難いのではないかと思います。

藤井風さんの唱えていたマントラを調べたところ、意外な事実を知りました。

藤井風さんが唱えていたマントラ”サマスター ローカー スキノー バヴァントゥ”

週刊文春(1月19日号)でもIIYY Projectのメンバーのコメントが掲載されています。

記事全体的には藤井風側をフォローする内容になっていると思われます。

(Kindleですぐに読むことができます)

編集:週刊文春編集部
¥430(2023/01/18 19:32時点 | Amazon調べ)

筆者も週刊文春を読んだところ、やはり藤井風さんはサイババを信仰しているように感じました。

サイババについても、できるだけ詳しく調べてみました。

サティヤ・サイババについての誤解や補足

サイババについてさまざまな誤解があるようなのでまとめておきます。

サイババは宗教?
サイババの活動は宗教的ではありますが宗教ではありません。
サイババはグル(尊師・先生)で、活動としては奉仕活動をしており、インド国内や海外にも学校を設立しています。
奉仕活動、教育活動がメインです。
サイババの性的虐待は本当?
サイババの性的虐待疑惑はアメリカの裁判で告訴取り下げで無罪となった件があります。
それ以外で立証されなかった虐待証言がありゼロとはいえないようです。
1999年から2000年ごろにかけて批判の声が上がりましたが、それ以降は批判は沈静化しました。
サイババの活動は国際的にも認められるものになっていきました。
サイババ教ってある?何を教えてた?
サイババ教など存在しません。
サイババはヴェーダ(古代インド聖典)を読み解いていた人です。
インド国内ではその説法が信頼されて有名になったようです。
サイババが書き残した本などもヴェーダの解説です。
ヴェーダの思想で有名なのが不二一元論です。
ヒンドゥ教はどんな宗教?
ヒンドゥ教は開祖を持たない民族宗教、伝統宗教です。
主にインド国内に広がっている宗教です。
インドでは代々教え継がれてきた民間信仰です。
思想や道徳はインド聖典(ヴェーダ)が元であり、インド聖典は仏教にも影響を与えています。
インド国内では仏教もヒンドゥの一派として捉えられています。
神道が日本人の民族宗教であるのと似ています。
ヒンドゥ教の教えとは?
ヒンドゥ教の前にバラモン教ができました。
バラモン教はインド聖典を元に作られた宗教でカースト制度があります。
仏教の教えもインド聖典を元に作られています。
ブッダはバラモンのクシャトリアのカーストだったようです。
疑問を抱き出家し解脱し教えを説いたのはみなさんが知るところです。
インドではシク教、ジャイナ教、仏教もヒンドゥイズムの一種、宗派の違いととらえられています。
因果応報、霊魂不滅、輪廻などもヒンドゥ哲学の言葉です。
サイババの奉仕活動は本当?
サイババは奉仕活動をたくさん行っており、1966年に子どもの開花教室を開講、1968年に大学校を開設。
それ以降もインド国内外に無料のサイ学校を設立。
水道設備の供給や無料病院の設立など、政府が行き届かないところを社会奉仕認めたため信望が熱いです。
ヨガは宗教?
ヨガ(ヨーガ)は宗教的ではありますが宗教ではありません。
バラモン教以前に古代からヨーガがあり、ヨーガとインド聖典がインド哲学の由来とも言え、現代でも世界中で多くの影響を与えています。
宗派に関係なくヨガやメディテーションを行っても問題ありません。
どうしても宗派が気になるようでしたら、同じ宗派の人に相談するとよいでしょう。
マントラは宗教?
マントラには真言の意味もありますが、『言葉』のことも『マントラ』といいます。
その場合は宗教的意味はより薄れます。
「お金」や「欲望」などの言葉もインドでは「マントラ」と表現されます。
ですから”LOVE ALL SERVE ALL“,”HELP EVER HEPL NEVER“はマントラと言われますが、言葉という意味で使われています。

弁護士の見解は?

信仰は個人の世界観の中枢にあるものですから、歌詞等にそれが出てくるのは当たり前のことです。それを持ってステルス布教だの信仰の自由が害されただと言ってる人は馬鹿なのでは?と思います。

まとめ

音楽に宗教的思想が入っていたとしても音楽は音楽です。

音楽に宗教的思想や宗教由来のフレーズがそのまま入っているなんてことは、国内外多数存在します。

宗教二世の問題は深刻ではありますが、有名なアーティストに関連づけてアーティストを問題視するなんて矛先が違うのではないでしょうか?

音楽を聴くか聴かないかはリスナーの自由ですし、アーティスト側が何か縛るということもありません。

藤井風さんはファンクラブなども作らず、ファンを囲うような活動はしていません。

嫌だなと思えば聴かない選択もあります。

自由は与えられているはずです。

「アルバムのタイトルが他の団体と全く同じなので関係があるのか知りたい」というシンプルな質問だったなら、所属事務所の対応もあったのではないかと思われます。

買ってしまったCDやグッズは、ネットで簡単に損せず手放すこともできます。

好きだったアーティストに依存しすぎたり執着しすぎるのも問題がありますね。

カリスマ性があるアーティストに対して教祖的な雰囲気を感じてフラッシュバックを起こし、恐怖を感じる人がいることはゼロではないようです。

新興宗教が影響力を持ち始めている複雑な現代社会では、コンサートの演出方法を考慮する必要はあるかも知れません。

表現の自由とのバランスが難しいですが、今後の課題ですね。

皆さんはどうお考えでしょうか?

藤井風 アルバムタイトルの由来を突き止めた結果が?!

藤井風さんは2023年のライブ活動から、宗教を連想させるような衣装ではないようです。(写真4枚目)

これはインドでは一般的な服装で、私もアジアン雑貨にハマっている時にこれとよく似たパンツを買って持っています。

<追記>藤井風のレーベル”HEHNレコーズ”河津氏の対応は?(2023.5.22)

文春の取材に応じたことがHEHNレコーズの始めの対応であり最後の対応となります。

以下、雑誌記事の河津氏インタビュー内容の要約。

1、プロジェクトの存在は知っている
2、メッセージを送られてきても対応のしようがない
3、サイババのことも隠しているわけではない
4、『日本の宗教観はもっとカジュアルであるべきだ』藤井風談
5、(言葉は)宗教ではなく、あくまで言葉に共感している
6、インスタ投稿は「いったん区切りたい」と思っていた
7、藤井には悪意がない

これが後にも先にもこれが騒動に対する公式見解です。

HEHNレコーズとしての対応方針が示されたものであり、何も対応していないわけではない。

河津氏が「サイババ」という言葉を公に使ったのはこの一回限りですね。

NHK特番でもインドの信仰に帰依しているような告白とも取れる内容があったので、日本では珍しい信仰を徐々に伝えていこうとしていたことは伺えます。

それを見てファンがどう捉えるかの自由もある。

(私は、藤井風さんの信仰をどこまで追求してよいものか迷いましたが、公式に公開されている情報の範囲内で調べて執筆しています。)

編集:週刊文春編集部
¥430(2023/01/18 19:32時点 | Amazon調べ)
1 2