「唯一穏やかでいられる時間は1人でいる時さ」プリンス1995年インタビュー
私はこの文章を読んだとき深く同意した。まさにその通り。これはプリンスの1995年のインタビューの一部です。
―いつもリラックスしていますか?
「いや」
―リラックスできたらいいのにと思う?
「そうだね」
―どんな風にリラックスしようと心がけますか?
すると突然、プリンスを飾っていたものが消え去った。常時無敵のスーパースターの雰囲気がなくなった。彼は声を低くして、ソファにまっすぐ座り、床を見て、突如不確かになった。
「唯一穏やかでいられる時間は1人でいる時さ。そして、それが実現するのは唯一、神といる時だ。僕は時々そうする。幸せじゃないような時にね。神は僕がやっていること、すなわち僕自身の音楽をやり続けるように言うんだ。僕はいつもハッピーさ。悲しくなんてならない。スローダウンすることもない。常に音楽で忙しいんだ」
「一人の時が一番リラックスする」ってものすごく共感した。
リラックスしている時って、誰かと一緒にいるときじゃない。
ひとりで何か考えたり、何かを作っている時、すごくリラックスしている。それで寂しいなんてあまり思わない。ひとりがいい(笑)
当時のプリンスのインタビューはこんなスタイルだった。
- 録音NG
- メモNG
- 「君は友達と話をするのに録音したりメモしたりするのかい?」
- 「普通に話して覚えてることを書けばいい」
- 「大切なことは覚えているもんだろう?」
こんな感じだったと思う。
確かにプリンスの言う通りだけど、記事にしなきゃならない記者は大変だっただろうな。
1995年ワーナーとアルバムリリースについてゴタゴタやってたときのインタビューだ。ファンならご存知だがこの時期、プリンスは約1年ぐらいの間に『COME』『ブラック・アルバム』『ゴールド・エクスペリエンス』『エクソダス』『ガール6』『カオス・アンド・ディスオーダー』、プリンス名義ではないものも含めて6枚のアルバムがリリースされた。本当に火山噴火の勢いでプリンスの曲が立て続けにリリースされた。
こんなニュースも。
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個人的に思うこと
プリンスが子供を授からなかったのは、涅槃だからなのかな。子供がいればファンはその子に期待するだろうし、潔いというか、クリアだな。彼の音に惚れ込んだ人、みんながPURPLE KIDSだ。プリンスの音楽を好きな人がプリンスの子供達なんだよ。
1日に何回か「プリンスいないんだなぁ」と思うことがある。例えばご飯食べ終わった後とか。外を歩いている時とか。でも前より大きな力を感じる。プリンスは光になっちゃったんだな。以前にも増して光り輝いてる。 pic.twitter.com/2abztVEA6j
— ふなさん (@shinji_tensay) 2016年4月27日