藤井風さんが唱えていたマントラ(真言)”サマスター ローカー スキノー バヴァントゥ”の意味と由来
藤井風さんがInstagramやTikTokでマントラを唱えている動画が存在します。
マントラ(真言)の意味や由来が気になるので調べてみました。
まずは動画を見ていきましょう。
2021年2月26日”sukhino bhavantu”
この動画を撮影したタイミングは『青春病』のロケだといわれています。
世界中の『GQ』が選んだ、未来の音を生み出すミュージシャンたち
Samasta Loka Sukhino Bhavantu
サマスター ローカー スキノー バヴァントゥ
2021年8月10日
@gqjapan 藤井風(日本)──世界中の『GQ』が選んだ、未来の音を生み出すミュージシャンたち。 #soundsfromthefuture #gq #gqmagazine #藤井風 #fujiikaze ♬ オリジナル楽曲 – GQ JAPAN
GQ JAPANの動画では藤井風さんはマントラについてより詳しく英語で発信しています。
今日はみなさんのために僕のお気に入りのマントラを歌います。
“サマスター ローカー スキノー バヴァントゥ”
意味は『世界の生きとし生けるもの全てが幸せで自由になれますように』
2031年の音楽はこんな感じになっているのではないでしょうか?
そうだといけど。
じゃあね〜!
“サマスター ローカー スキノー バヴァントゥ”の意味と由来
“サマスター ローカー スキノー バヴァントゥ”について調べるとヒンドゥのマントラのようですね。
こちらは英語のサイトですが由来が書いてあるので説明します。
Samasta loka sukhino bhavantu は、全世界が幸せでありますようにという意味です。ヒンズー教で最も人気のある祝福の 1 つで、多くの祈りやチャント(リズムにのせて祈りを捧げること)の最後に唱えられます。
その代替表現は、 sarve jana sukhino bhavantu およびsarva lokah sukhino bhavantuです。同じ意味です。
【参照】Samasta Loka Sukhino Bhavantu の由来と意味
“サマスター ローカー スキノー バヴァントゥ”はインドで人気のマントラだそうですね。
“Samasta Loka Sukhino Bhavantu“を検索してみるとサイババの動画も出てきます。
サティヤヤサイのサイトによると、2008年8月31日に、それまでサイババが「Loka Samasta Sukino Bhavantu (ローカー サマスター スキノー バヴァントゥ)」と唱えていたのを「Samasta loka sukhino bhavantu (サマスタローカーハ スキノー バヴァントゥ)」に改めたそうですね。
意味は同じです。
サイババが改めたマントラを唱える人も多いそうです。
藤井風さんはサイババ由来のマントラを唱えているということですね。
『全世界の幸せ』はヒンドゥの重要な概念(ダルマ)のひとつです。
なぜ全界の幸せをい祈るのか?
それはヒンドゥでは重要な5つの教えがあるからです。
ヒンドゥの5つの教えとは?
- 地球上のすべての生物が 1 つの大きな神の家族
- 私たちは一人ではない
- 神への奉仕、神は偏在(いたるところにある)
- 利己主義は悪
- 苦しみではなく幸せの源になること
藤井風さんがいつもライブや配信で伝えていることですね。
日本の人には馴染みがないのかもしれませんが、ヒンドゥ教は伝統宗教であやしいものではありません。
仏教はインド発祥の宗教ですし、お寺のマントラもサンスクリット語でインド由来です。
藤井風さんは古代インドのメッセージや思想に共感して伝えているだけ 「わかる人に聴いてもらえたら」というスタンスではないでしょうか?
私には素敵なことのように思えます。