DENKI GROOVE THE MOVIE? -石野卓球とピエール瀧-
一人はDJとして一人は俳優として活躍するかたわら、本業は電気グルーヴという日本はもちろん海外でも評価され影響を与え続けている特殊なグループ「電気グルーヴ」。
石野卓球とテクノのグルーヴ
石野卓球氏は人生の頃からテクノ系の機材を使った機械的でコミカルな音作りやリリックが得意でコアなファンから支持されていた。電気グルーヴのリリックは毒味があってもウソは無い本音を感じるところが痛快だ。電気グルーヴになってからは音作りが格段におしゃれになった印象がある。事実本当に作品としてすごかった。
テクノの面白さ 無能の人〜N.O.
同じ曲なのに別のアレンジで何度も何度も楽しませてくれる。この感覚はバンドというよりDJの感覚だ。一つの曲に対して幾つもの違うアレンジを出してくる「REMIX」というのは、昔はなかったけど今では当たり前になっている。でもインディーズで出した「無能の人」の音が機材の音そのまんまな感じがしてすごくいい。機械っぽいし電気っぽい。
電気ビリビリ
このアルバムでまさに電気グルーヴにビリビリしたわけだけど、メジャーデビューしてShangri-Laでまた別の意味でシビれた。やっぱり電気グルーヴの音ってかっこいいんだなって思った。
その後出たアルバムで特に好きなのは「J-POP」
マニアックさの中にポップさがある。重低音と毒々しいシンセ音の使い方が秀逸!
ピエール瀧と日本映画
私の好きな映画などによくピエール瀧氏が出ていたので、作品のちょい役で出ている時からピエール瀧氏の演技を見ることができた。中野裕之監督の作品で役者として見かけるようになり、いつの間にか映画界でバイプレイヤーとして引っ張りだこ状態になった。事実、ピエール瀧氏の演技は多くの人に評価された。とても不思議なことだけどピエール瀧氏の演技は本当に人を感動させる。
私は電気グルーヴの前身「人生」の頃からフロントマン石野卓球さんの存在を知っている。人生も好きでよく聴いていた。独特の音作りと世界観を持った彼らはいつの時代も突出した存在だった。
「DENKI GROOVE THE MOVIE? -石野卓球とピエール瀧-」この作品はいつもふざけてばっかりの電気グルーヴの印象を払拭してしまう恐れがある内容だった。彼らはトントン拍子で成功していったイメージがあったけど決してそうではなかった。そういうのも含めて「やっぱりかっこいい!」と思った。
私は再び電気ビリビリしてしまったのだ!
Amazonでの電気グルーヴの商品販売が無くなったので中古品のみが販売されている。
ピエール瀧 コカイン使用で逮捕
電気グルーヴ30周年でライブツアー中の3月13日、ピエール瀧が違法薬物を使用した疑いで逮捕された。大阪のライブも大盛況だった様子は知り合いのファンの人たちのSNSで様子を知っていた。後は千秋楽となるZEPP TOKYO 15日16日の2公演を残すのみだった。その直前での逮捕劇に日本中が激震した。
ピエール瀧氏は近頃は俳優としてNHK大河ドラマに出演したり「アナと雪の女王」ではオラフの声優を務めたり、バラエティー番組にも出演したりと、ナゴムレコード出身のメンバーの中では一番知名度があった。だからこそ「なぜ?!」という気持ちが私の中で沸き起こった。
- 12日 関東信越厚生局麻薬取締部に逮捕される
- 13日未明、警視庁東京湾岸署に移送、容疑を認める
電気グルーヴ公式サイトでツアー公演中止のお知らせが発表される
ソニー・ミュージックレーベルズが「CD、映像商品の出荷停止 / CD、映像商品の店頭在庫回収 / 音源、映像のデジタル配信停止」の方針を発表 - 15日 ピエール瀧氏は「20代の頃からコカインや大麻を摂取した」と供述していることが判明
電気グルーヴ物販、STEREO TENNISデザインレディースTee。買うてや! pic.twitter.com/RiNFKO7dKi
— Takkyu Ishino/石野卓球 (@TakkyuIshino) 2019年3月12日
女装猫に夢中の石野卓球氏、なかなかセクシーである。
大阪ツアー開幕直前の映像 サポートメンバー牛尾憲輔氏のInstagramより
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仲睦まじいい石野卓球氏とピエール瀧氏 石野卓球氏のInstagramより
暇を持て余したピエール瀧氏 逮捕前最後のInstagram
— Takkyu Ishino/石野卓球 (@TakkyuIshino) 2019年3月14日
沈黙していた石野卓球氏が「だとよ」と単独出演の出演中止をリツイート(個人的には卓球さんがツイットしてくれて少し安堵しました)
関西電気保安グルーヴは「続ける方向で協議中」 関西電気保安協会と石野卓球さんがタッグ、異色コラボ動画(ハフポスト日本版) – Yahoo!ニュース https://t.co/ICfFV4jsBO
— Takkyu Ishino/石野卓球 (@TakkyuIshino) 2019年3月14日
石野卓球氏とコラボした関西電気保安協会はコラボ動画「関西電気保安グルーヴ」を公開続行
https://www.youtube.com/watch?v=gRsc0PavuOM
法律違反は絶対ダメ。薬物は被害者がいないというけれど間接的にも直接的にも周囲に多大なる迷惑がかかるし信用もなくす。だから絶対ダメ。
個人的にはまた復活する電気グルーヴの音を楽しみにしています。電気グルーヴはサウンド面ではほとんど卓球さんが創作してるのかなと思うけど、やっぱり瀧さんもいての電気グルーヴだと思う。でもどんな形でも卓球さんの作る音は聴き続けるよ。